アムテクリーンZ


アムテクリーンZ

亜鉛系、銀系2種類複合系抗菌剤で、使用環境に応じた2種類のグレードを提供

樹脂・塗料・濾材・エラストマー・不織布等幅広い材料への複合により十分な効果を発揮

抗菌効果に加え抗カビ効果を実現し、家電分野・医療分野・生活環境分野等幅広い分野で展開

銀・亜鉛の優れた抗菌性と特殊担持法により、少量添加で抜群の効果を発揮

 特長

● 銀、亜鉛2種複合系抗菌材で銀の抗菌効果と亜鉛の効果持続性の相乗効果。
● 特殊酸化亜鉛単結晶『アムテトラ』を複合し、あらゆる複合マトリクスに対応しています。

 アムテクリーンZ【グレード・抗菌効果例】
グレード名 形 状 構 成 主な複合マトリクス
MK-10 白色粉体 銀化合物担時リン酸カルシウム+アムテトラ 塗料
MK-12 白色粉体 銀化合物担時ほう珪酸ガラス+アムテトラ 樹脂

梱包仕様は10kg詰め遮光紙袋です。

 アムテクリーンZの抗菌効果
グレード名 複合マトリクス アムテクリーンZ
複合率
評価菌種 生菌数
初 期 24時間後
MK-10 アクリル系水性塗料 0.5wt MRSA 4.1×105 <10
MK-12 PP樹脂 0.5wt 大腸菌 2.1×105 <10

評価方法 : フィルム密着法(JIS法準拠)

 アムテクリーンZの抗カビ効果

【MK-10】
試験方法:試料を規定の濃度になるように添加し、麦芽寒天培地に作成した。
培養したカビのコロニーを採取し、所定条件で処理後、麦芽寒天培地に注入し試験実施

濃度 0% 0.1% 0.3% 0.5% 1%
カビ発生数 測定不能多数 測定不能多数 2 0 0



【MK-12】
JIS Z 2911 カビ抵抗性試験
MK-12 4%添加 無添加
0 4

判定基準
0:カビの発育が認められない
1:わずかな発育
2:少し発育
3:中間的な発育
4:著しく発育

 アムテトラの光触媒活性効果

アムテトラは半導体特性を有したテトラポット形状酸化亜鉛単結晶であり、紫外線照射で、励起されて電化分解がおこり電子が抜け出し、 価電子帯に正孔が生じるので、電気的に中性になろうとする働きがある。このため、近くにある有機物の電子を奪い、分子結合が切断され、分解される光触媒効果を生む。


【光触媒活性による水浄化実験結果】
光触媒作用による水中の色素成分の酸化分解の活性を評価する。色素成分として、青色色素のIndigo Carmine を使用する。Indigo Carmineは、発色団に起因する、610nm付近に大きな光吸光があり、光触媒で分解浄化されると吸光が低下する。

 アムテトラの紫外線吸収特性

アムテトラは半導体特性を有したテトラポット形状酸化亜鉛単結晶であり、電子の励起が直接遷移である為、バンドギャップに相当する375nmからシャープに吸収するので紫外線吸収材として優れている。
また、可視光線から近赤外にわたって全般的に高い反射率を示し、白色粉末の特徴を備えている。

 応用例

1. アムテトラ仕様抗菌性集塵フィルタ

測定項目 試検方法 濾材代表物性値
厚さ JIS P 8118に準拠 0.19mm
圧力損失 ダスト PAO 0.3μm
流速 5.3m/sec
75Pa
集塵効果 95%
引張強度 JIS P 8118に準拠 3N/15mm
抗菌性評価
抗菌剤グレード 評価菌種 生菌数
初 期 18時間後
MK-10 黄色ブドウ球菌 1.9×106 <200
菌液吸収法(JIS L 1902)

摂取菌濃度:7.3×106cfu/ml

2. アムテトラ仕様抗菌性樹脂浄水器部材

アムテトラ仕様抗菌性ABS樹脂浄水器部材

測定項目 単位 樹脂代表物性値
引張強さ MPa 52
曲げ強さ MPa 83
アイゾット強さ J/m 20
曲げ弾性率 MPa 2700
抗菌性評価
抗菌剤グレード 評価菌種 生菌数
初 期 24時間後
MK-10 大腸菌 5.5×105 <10
黄色ブドウ球菌 7.3×105 <10

フィルム密着法(JIS Z 2801)


アムテトラ仕様抗菌PP樹脂浄水器部材
測定項目 単位 樹脂代表物性値
(グレード名:MP1AZ)
引張強さ MPa 25
曲げ強さ MPa 28
アイゾット強さ J/m 13
曲げ弾性率 MPa 990

抗菌性評価
抗菌剤グレード 評価菌種 生菌数
初 期 24時間後
MK-10 大腸菌 4.7×105 <10
黄色ブドウ球菌 1.3×105 <10

フィルム密着法(JIS Z 2801)

 仕様

● 構成・・・・・銀化合物・酸化亜鉛・担持体(粉体)

 電子カタログ
アムテクリーンZ(SDS)

TOP